2008/6/27 金曜日

クローズアップ ~医療制度~

2)医療制度のちぐはぐ
 福祉と同様に、医療についても「霞が関」や「永田町」は、国民に目線を向けていない、今日までは、全く、ちぐはぐな取組み方であり、ストーリーでもある。

(1)ちぐはぐ
  ①看護師の総枠確保
  ②少子化対策重視
  ③癌高精度診断「PET-CT」の専門医不足

(2)ちょっと「提案」
  ①過疎地、辺地対策と医師不足
  ②救急医療と医師不足
  ③准看護師の位置付けと新たな職域を

(3)後期高齢者医療制度を見直しで済まないこと
  ①広域連合の設立
  ②負担増となっている
  ③”名前が悪い”、”これまでの恩を忘れたか”
  ④与野党の面子ではない。国民重視を
  ⑤本当に怒っている。

(4)医療機関が絡む、福祉施設(審査基準)
  ①年齢が高い
  ②要介護度が高い
  ③認知しょうが重い
  ④介護する人の状況が厳しい
  ⑤医療的処置が施設で対応できる範囲

(5)方針転換する厚労省「ビジョン」
  ①医師養成数を増加
  ②医師と看護師ら関係職種の連携強化
   看護師らの雇用増
  ③研修医数の調整
   医師不足の診療科や地域に貢献する臨床件数病院
   などを積極的に
  ④出産・育児に配慮した勤務環境の導入
  ⑤麻酔科標榜の許可制を規制緩和
  ⑥院内助産師や助産師外来の普及

(1)ちぐはぐ

①看護師の総枠確保
 医療の中身を更に充実し、サービスが行き届くように、特に総合病院(大)では、看護師一人当たり、10床(ベット)を7床にすることで、点数が上がるように改正された。
 従って、その分、看護師が不足するため、各病院は新たに募集をした。そして、一つの大病院での募集数が、県内の年度卒業見込み者(資格者)全員より、上回って終うことになった。

②少子化対策の重視
 既に、30数年前から、将来の子供の数が減ることを予想していた。だが、もっとも少子化に繋がる小児科医や、婦人科医の評価が低く、特に”小児科医は、トラブルや訴訟等が多く、リスクがある。”、”婦人科医は子供が少なくなる”などで、人気が無いというから困ったものだ。
 だから、少子化対策を重視するには、関係医師の優遇から始めるべきであった。

③癌高精度診断「PET-CT」の専門医不足・・・!
 「PET-CT」とは、機能画像(PET)と形態画像(CT)をコンピュータ上で合成したもので、早期発見、早期治療のパートナーです。
 これからの健康管理には、総合的な画像診断が最適と考え、その専門医の放射線医が日本に充分育っていない。
にも、拘らず、「PET」システムが全国に配置され、増え続けられている。専門医の地位の向上と、充実、欧米並みに、医師のレベルアップを図ることが急務とされる。

(2)ちょっと「提案」

①過疎地、辺地対策と医師不足

②救急医療と医師不足
  
①、②については、何れもシステム、制度の復活及び、
  見直しが必要。(A)~(C)の通り

  (A).インターン制度の復活
  (B).医師免許交付前の二年間、地方研修勤務実績の義務化
  (C)奨学金制度の普及
       (イ)市町村及び地方病院等によって、奨学金制度
         に基づいて3~10年の地方への勤務拘束
        (医師、理学療法士、作業療法士、看護師等)
       (ロ)地方の活性化、若者の定着、過疎対策等、
         この制度が定着することで、多方面に発展的
         な結果を齎す。

③准看護師の位置付けと新たな職域を
  (A).介護士、スポーツ診断士、柔道整復師等には充分、授業時間
    等を考慮し、准看護師の資格を与えるようにする。
  (B).准看護師に次ぐ職域(職層)を新たに作る。
    定年、中途退職者などの中から、一定の研修を受けたものに、
    アシスタント的な職を与え、院内勤務用の新たな職域を作る。

(3)後期高齢者医療制度を見直しで済まないこと

①広域連合の設立
 県、市、町、村に直接、県民市町村民からの反動が、直接、起きないように、ワンクッション置き、又、天下り(近い)ポストを用意する為に設立されたと思われる。

②負担増となっている。
 県や市町村及び、県民、市民(該当者)にとって、負担が増え、結局、国だけが負担分が減ったということになる。正に、無責任で地方苛めだ。又、地方議員は、国会議員の配下でも、下請者でも無いい筈であり、県市町村や県市町村民のために目線を同じくして、この重大で、困難な問題に対応すべきだ。

③”名前が悪い”、”これまでの恩を忘れたのか”
 ある与党の支持者であるべき方々が、私にこう言った・・・・。
「後期高齢者・・・名前が悪い」。そして、「今日までの恩を忘れたのか・・・!」。こんな方々までもが、このように口走る・・・。大いに驚かされた。

④与野党の面子の問題では無い。国民重視を。
 与党の”ごり押し”、野党の”油揚げ”、どっちもどっち。支持率と選挙をどう有利に戦うか・・・これ許り・・・。
 「国民の為にどうすればよいか」は其方退け(そっちのけ)。

⑤本当に怒っている
 甘く見るなよ! 本当に老人たちは怒っている。
今取るべき道、遣るべきことは、「廃止すること」でも「見直すこと」でも無い。この際、「凍結して、やり直すこと」である。

(4)医療機関が絡む、福祉施設(審査基準)及び、(5)方針転換する厚労省「ビジョン」

(4)、(5)については、ずばり簡潔に、意を組んで簡所的にまとめた。
兎に角、変わり身の早さ、現場とは境遇しない、「ちぐはぐ」な勧め方だ。

2008/6/19 木曜日

クローズアップ

1.「福祉行政と業界の危機!」

 今や、3Kと呼ばれ、最悪の職業としての位置付けされている福祉施設に所属する関係者・・・。
介護の現場のケアマネージャーや介護士などは、職場から離脱して行く者が目立って多くなった。
又、専門学校や大学では、定員割れが続き、途中退学者も増えている。その上、今春の卒業生の内、約6割の生徒が、福祉(専門職)以外の職に就いて終うという現状である。

 一昔前、”環境と福祉”は「花の産業」とクローズアップされ、大いに称えられたことを想い出す。そして、あれから10年・・・!
”一体全体、どうなったのか・・・?”
幾つかの要因を分析すると・・・。

 (1)骨太の社会保障制度の堅持。
 (2)介護保険の破綻。
 (3)介護職員の待遇。
 (4)霞ヶ関と現場との格差(ギャップ)。
 (5)新たな特徴(個性)を出せないカリキュラム。

以上、主な内容である。

(1)骨太の社会保障制度の堅持

 小泉、安部、福田首相と3代に渡って、導入と引継ぎを堅持し、福祉事業の抑制と大幅な見直し、”国民に少し痛みを・・・。”と訴えて、国民の負担を余儀なくしている。
 更に、その上、、福祉事業への一時の助成金が、半額となり、可成、難しい運営を掌ることになっている。

(2)介護保険の破綻

 もう既に、介護保険制度そのものが破綻している。現況では、年金問題、後期高齢者医療制度の見直し等、綜てに財政面が絡むことから、表に出して議論も出来ないということです。

(3)介護職員の待遇

 介護職員の平均月収は、重労働であるにも拘らず、他の仕事よりも10万円以上安く、「賃金が低い」という風潮が充満した。
又、身分も不安定な非正社員が半数を占め、多くはワーキングプアのような状態に置かれ、将来の夢を掛けられない。
 介護職員の人件費および、介護サービス等費用については、政府からの介護報酬で賄われ、年々、その額が増え続けたため、厚労省では2度に渡って介護報酬を引き下げた。
 財政面許りを主に気を取られ、「賃金が低く」なり、そのため担い手が次々に逃げ出している。

(4)霞ヶ関と現場との格差(ギャップ)

 「来年4月までに、必要があると認めるときは、必要な措置を講じるものとする」
この条文の1条で中身が無いものを国会で通し、現在、肉付けをしている。
 この件については、「介護を担う優れた人材を育て、確保すること及び、より学生に充実した専門的知識を会得して貰う」ために、授業時間(単位)を更に増やすことになっている。
現在、一体、何が起こっているのか真に懸念している。

①時間数が増え、介護福祉士と介護士の二つの課程を、全部終了(単位)することが困難と予想され、片方だけに絞ることにしたいようだ。

②大学卒業と同時に資格取得が出来、介護福祉士と介護士は、平成21年4月の入学者から、(平成25年に卒業見込み)、国家試験を受け、合格しなければ取得出来なくなる。この事から、介護職員の待遇改善が定着しない限り、受験者が更に、減ることが予想され、時間数を①のように片方に絞り、学校の個性(新たな特徴ある資格)を求めたいと模索している。

③両課程を片方に絞り、定員を半減する上で、その減員分を別途の定員枠で、専門学部の新設を図りたいと、将来計画を立てている。

(5)新たな特徴(個性)を出せないカリキュラム

 (4)の①~③の通り、”学生に、もっと勉強を・・・”とは、”善い宣伝文句”であるが、現在の課程を維持するには、これ以上、時間数が増えることに、対応できないと思われる。
 従って、そんな中で、更に本校に、何か「別の魅力ある資格取得」を取り得ようとしても、不可能なことであり、福祉業界の悪い風潮から、先行きが、正に、不透明とされ、福祉離れが続いている。
 以上のように、「永田町」も「霞が関」も、国民の目線で考えない限り、福祉離れが更に続き、福祉業界はこれからという、発展途上の折、「サイクロン」が襲来し、大被害を受けたような状況であり、現況をしっかり捉えなければ、”危機どころか崩壊して終う”と断言出来る。
 問題は財源であり、”節約をし、無駄を無くする”、”予算配分を見直す”。この事も極めて大事ではあるが、小手先だけで、この大掛かりな財源の裏付けをするためには、逆も逆も、追いつかない。そこで、真摯に、消費税の導入を考え、実行移すことが近いと予想される・・・。

2008/6/13 金曜日

インポータンス2

6.「教育は押し付けるもの、制裁は育む礎」-(消滅危機の日本の文化)

 日本相撲協会では、「可愛がり」か、「仕付け」かで話題になっている。
勿論、死亡者や怪我人を出したことで、尚更、クローズアップされている。
 日頃から、教育の世界では、「殴る」、「蹴る」、「叩く」、「衝く」などに対して、「仕付け」なのか、「暴力」か、「虐待」であるか、何れにしても、事情はどうあれ、手を挙げること等を暴力として位置付けし、問題化している。

又、スポーツ等、クラブ活動の中での”仕来り”、”仕付け”、”活を入れる”ことも同様にして、注目されている。

〔私は、一概にこの問題化していることを肯定しない。
一時、後輩たちを指導する機会(スポーツクラブ活動)を経験したことから思うと、言葉だけの世界ではなく、体を触れ合う大切さを知った。それは、手を挙げ、叩き、活を入れるために、「ハンドシェークやスキンシップの延長のようなもの」で、時には、必要であると認識した。〕

【固より、教員や指導者(監督、コーチなど)は、次項について、鉄則に、周知徹底しなければならない。】

1)仕付け(叩く等)をするときは、感情的に走ったり、理性を失ってはならない。
2)常に、相手(対象者)の能力(体力など)、性格などの掌握と、その日の各自の体調管理、チェック機能を網羅し、活を入れるために制裁をすること。
3)怪我をさせたり、体調不調で倒れたりした場合の「責任」、特に、行き過ぎた場合には、懲罰(処罰)を受ける覚悟が要る。

【教育とは、「子供たちの自主性(個性)、意思を尊重し、伸び伸びと育てる。」という指針には、一見、”社会や保護者に聞こえが善い”しかし、教育関係者の責任逃れではないか。】

 一般には、児童や低学年になる程、教育とは「押し付ける」ものであり、「強制」が必要と思われる。又、時には、「監視や管理下」で教えることも大切である。
言葉を変えれば、「易しく導く」と表現したい。そして、そこには、”心が伴い”、時には”ケースバイケース”もあるということを忘れてはならない。

【物事には、”履き違い”や”勘違い”があり、このままでは、大切な日本の文化が消える】

 昨今、自分の目線で、物を視、言葉で言う人が多い、特に教員の世界では視野が狭く、一般常識から懸け離れているケースが目立つ。教えることは”優等生”であっても、教わることが”劣等生”であったり、社会の一員としての判断力などを含め、欠けている点が見える。

1)運動会の社会的意義(国歌斉唱が無く、体操も第一、第二ではない。)

 運動会は日本の文化である。学校側や教員は、保護者や地域関係者と接する機会であり、指導力や生徒の運動(体力)力や規律の成果を披露するときでもある。生徒は心身ともに鍛えたこと、団体行動(団体競技、進行、応援に至るまで)、競争心、友情の輪を広げ、精一杯、家族や見学者の前で発揮する。保護者は教員と協力し、生徒を前に出して後押ししながら、運営に参画する。

 この日は、生徒を中心とする関係者が、一同に会して、それぞれの思いで楽しむ、一大イベントである。歴史の流れと共に、変化があることを周知しているが、大切で重い文化は継承して欲しいものだ。司会も進行も、運動会の種目を選定する時も、生徒の主張や役割に、ウェートを置くことを善しとする。

 しかし、大切なことは、昔からの儀式であり、厳さや格式に拘らないとしても、大枠を、外して貰いたくない。
国旗掲揚も、国歌斉唱も無い。しかも準備体操は、第一体操でも第二体操でもない、馴染めないものだった。

何事も、初めと終わりが大切であり、何時の時代でも、参加者が「心を一つにする」一時が、重要である。

2)結婚は二人の門出であるとともに、社会からの認知と、両家が縁結びをする機会でもある。

 私たちの時代には、結婚を決意し、親に打ち明けると、「自分で選んで決めたことだから、何があっても覚悟して、二度と家の敷居を跨ぐな。」と、親の厳しく、心温かい贐餞(はなむけ)と励ましの言葉を貰った。

 教育の基本的なところに問題があったのか、世の流れと共に、何時しかそのときの生徒たちは、この時代には親になっていた。

 この親たちは、娘が嫁ぐときには、「嫌な事があったら、直ぐ戻って来いよ」と贐餞の言葉を送り、”ボタンの掛け違い”か、”言葉の行き違い”等で、実家へ戻った娘に、説いたり、叱って返すどころか、迎えに来た婿さんには、娘との前に立ちはだかり、「帰れ・・・!」と怒鳴るのが、現代の親たちである。
 
 現在、離婚率は、急速に上り、欧米に近づいたとも云われ、私の地域や隣の町の小学校では、シングルマザー(母子家庭)が占める割合が、30%~40%になったと聞き、驚いている。

 結婚式一連は、子供(結婚する二人)に任せ、子供たちは業者に乗せられ、「一生に一度のことだから、二人にとって思い出になるような会場で・・・費用は、出来るだけ新婚旅行に・・・」と軽く、薄く、二次会か、三次会か分からない内容の披露宴が多くなっている。

〔①結婚とは、二人にとって新しい人生のスタートの、大切な儀式である。
②社会の一員として認知され、家族、親戚、町内、会社に対しては、新たな位置付けと、、全ての付き合いと責任を負うことを自覚する日である。
③両家が親戚となり、今後、末長い厚誼が始まり、世間に披露する日である。〕

 又、仲介役(媒酌人)を依頼しない(置かない)ようになったことも、昨今、当たり前になっているが、離婚率を高めている要因の一つになっている。
結婚式は豪華なものや、派手やかなもの、地味なもの、各自様々であり、二人の事情に応ずれば善しと思う。
結婚とは、①~③を周知し、この事は譲ることも、欠くことも出来ない。

3)学校運営の正しき姿(世間を知れ)

 昨今、都道府県のある校長がマスコミを前に叫んでいた。「言論の自由迫害だ・・・。従来の職員会議に任すべきだ・・・。」と。
”戯けた校長が居るものだ・・・。どうして、このような人が校長に成れたのか・・・。”不思議であった。
 文化省や都道府県地教委が指針を示すことも、大枠の教育の指標を、校長や管理職者会議で決めることも、世間(社会)では、ごく、当たり前のことである。

 省庁の機関も、企業や団体もトップダウン方式は、自然の流れである。また、時には、ボトムアップ方式としての、意見を取上げられる仕組みも、チャンスもある。

 もし、”職場集会”や、”社員集会”で、指標や、重要案件が決められるとしたら、背筋が寒くなる程、恐ろしいことであると。
半世紀前からの日教組の活動実績は、今日の教育に「善しとする」答えを出したといえるであろうか・・・。

 私は、その足跡に、大いに疑念を抱いている。
 そのとき、教育を受けたものが、娘を嫁がす親となり、人様の上に立つ校長となり、日本の文化を軽薄にしている要因を作っている。

 教員も、生徒も個性豊かに活動し、意見を述べることは善いが、「越権してはならないライン」があり、「侵してはならないエリア」がある。
 全て、権限に応じての「責任」が伴うと言うことを、しっかりと、「自覚」しなければならない。

2008/6/6 金曜日

インポータンス

1.「公務員法案の修正合意」ー(人事局で―元管理)

政府与党と、野党第一党が妥協し、修正に合意した。
野党第一党案を丸呑みした格好だが、「天下り禁止」の主張の取り下げや、政治家と官僚の接触制限の削除、などの修正によって合意し、国家公務員制度改革基本法案が衆院を通過した。

今週、参院の審議を経て、成立する見通しだ。
ところで、修正案の柱は「内閣人事局」を設け、”幹部人事を一元管理する”ことであり、官房長官が人事の原案を作る。
このことで、”役所の壁を超えて幹部を異動させ”、今日までのように”各省ごとの閉鎖的な人事制度に風穴を開け、縦割り体制を打ち破る可能性を持つという風に、期待されている。

その上、「棚上げ部分が気になる」ことと、併せて「官房長官を支える体制を整備しなければ、各府省の以降を追認するだけに終わる。」ということが懸念されている。
又、定年延長については、「65歳への段階的引き上げの検討」を具体的な位置付けをしたものの、どこにも、”公務員の人権の尊重や、豊富な人材の活用など、能力実績に応じた体制、今日までの、具体的な評価が見当たらない”ことが、残念であり、更に「大幅な人件費の増に繋がる」事が明確ではない。

〔折角の経験や能力を引き出せない、又、遣る気を出させる環境づくりを考慮しない改革(法律)であるならば、賛成し難い。〕

2.「地方分権委で勧告」-(地方の真意は)

”骨太の方針”をどこまで取り込められるか、それよりも、知事や市町長の覚悟が必要と思われるが、地方の本音はどうも違うようで、足並みの乱れを予知出来る。 今回の柱は国(中央政府)の仕事を県(都道府県)に、県の仕事を市に出来るだけ移譲し、国の補助金を使った公共施設の転用や、譲渡を容易にしようというものだ。

〔地方分権委の勧告の主な権限委譲策〕

kurashidukuri.jpg

さて、勧告では、保育所や老人福祉施設、公営住宅の整備基準を、自治体が条例で決められるように明記した。このことで、”多少狭くても、預かる子供を増やして、待機児童を減らす選択”が出来るということです。
又、補助金でつくった施設を当初の目的以外へ転用しやすくなる。

今までは、児童数が減ったことで、廃校した校舎の補助金返還を求められた。しかし、公共施設に使えば返還は免れたが、勧告では、概ね10年経過後には建物を解体して、土地を売ることも、現状のまま売ることも出来ようになる。

尚、国交省の提示した、国道の15%程度、1級河川の約4割という数値の上積みを求めているようだ。
農地転用の許可について、農水省は拒否したままであり、一方、県から市への権限移譲は、結論を明示したようだ。しかし、県の権限の移譲先の多くを市に限ったことで、町村の不満も残り、まだまだ流動的な様子が窺われる。

〔私は、国民の安全を第一に鑑みながら、国土の保全、主要プロジェクトの整備、管理について、直轄事業の存在が不可欠と考えている。〕

3.「物価急騰、為すがまま・・・」-(日本は無政府情勢なのか)

今日の原油価格の高騰や穀物等の農産物、鉄や貴金属などの鉱物資源も、国際的な相場高騰で軒並み値上がりし、生活必需品の値段を急速に押し上げている。
尚、商品市況の高騰な中国、インド、中東の湾岸地域など、新興国の経済発展が本格化し、世界的な需要構造が変わった影響が大きいと思われ、”エネルギーや食料の国際価格が、更に、一段と高い水準に上がっていく”恐れがあるようだ。

4月には、道路特定財源の暫定税率で、国会の捻れから、一時、ガソリン価格が下がったものの、一ヶ月余りで元へ戻って終ったことに対し、”百歩譲ったとしても、現状は許されない。”

何故なら、「待ってました。」というふうに”便乗値上げの節がある。”商品市況の高騰は暫く押さえていた価格を逸機に跳ね上げ、国民の生活に著しく影響を及ぼしている。

6月には、ガソリン代が170円を超え、生活必需品の値上がりを加えると、一般家庭1ヶ月分の生活費は、1万円~3万円の増に繋がり、手の打ちようがないのか、全く目に見えない。(無策である)
「黙って為すがまま・・・」これを、「無政府情勢である」と言いたく、・・・”政治は何をしてくれたのか疑念を感ずる。”

4.「台湾定期便就航」―(本格的、交流人口依存型時代に突入。)

5月7日は、兼六園を前田公が一般市民に開放した記念日であり、毎年、儀式が執り行われる。当日も、嘗てなかった素晴らしい天候の中、金澤神社で正式参拝をして、関係者全員で記念写真の撮影、そして、恒例の茶会の場所へ移り、勧んで参加された方々と、厳かで、長閑な茶席の一時を楽しんだ。 この折、2~3の団体と園内で遭遇し、少し会話をする機会を得た。その人達は、台湾のツアー客であると分かり、他県の空港よりバスで、或は、乗り継ぎで来られたと聞き、驚いた。

”上海からの中国人でもなければ、ソウルからの韓国人でもなかった。”
”台湾には、未だ直行便が就航していなかったからだ・・・。”

この姿を観て、”愈々、この時代が来たのか。”
正に、「本格的に交流人口依存型時代に突入したようだ・・・。」 「嬉しい」というか、改めて、「認め、慣れることである」と自覚した。 次に看板を観ると、「日本語と英語」だけだった・・・。インフォメーション(パンフレット)には、日本語、英語、中国語、韓国語の4ヶ国語で記載されているという。
それぞれの各所の案内は、パンフで示し、トイレなどは共通の略絵(世界統一のもの)で掲げるように提案したい。

〔日本三大名園の景観を損なってはならない・・・。〕

台湾定期便が、6月1日より、就航されたことに対し、”昨今、日本人の団体旅行が少なくなり、人口減が予測される今日”、大いに歓迎し、心から喜んでいる。

5.「神谷内IC未整備箇所の工事着工」-(哀しい歪んだ風潮)

平成19年10月25日「四車線合意表明」、平成19年12月28日「用地補償費基本合意」、平成20年1月9日「用地補償費契約調印」。
一連を鑑み、振り返ると、何か坦坦と行われたかのように見られる。

しかし、そこには、道路管理者関係と地域住民と、地権者(文化財家屋等所有者)等の紆余屈折、凄まじい16年余りの歳月(歴史)が在り、それぞれの言い分と譲れない確執があった。

私は、先のブログで記述したように、”余りにも極端な地権者の偏った虚像と、目処が立っていない「ジレンマ」から、見ず知らずの方の門を叩いた。”それは、”そんな筈が無いと言う事を確かめることと、何とか仲介し、解決出来ないものか”と、誰に依頼されたことも、理も無しでの「はちゃめちゃ」な行動であった。

それは、2年数ヶ月前のことであり、以来、会った回数は60数回、時間にして160数時間、他に、電話・手紙・メールなど熱心に接し、話し合い、真摯に取り組んだ。
地権者の方々も、「何者か分からない私を」少しづつ「知って貰い」、私も方々と接し、これまでの「噂に反した、温かいもの」を感じるようになった。

 ”私は常に全力で傾注し、心を曝け出して来た。”

[私がこの件に関わり、合意(解決)に至り、一翼を担ったことに対し、余程、面白くないと思われている方が存在するようだ。]

(何故なら、私の二年余りの実績を「歪んだ風潮」を立て、公然と発言している。)
正に哀しいことである。それは、時間が解決することであり、歴史が証明することかも知れないが、しかし、敢えて真相を語りたい。

【過去の傷付けられた経緯、思いと違った裏切り。・・・・四面楚歌、被害妄想、人間不信、閉ざされた心の窓、地権者は、一時は自らの生命を絶つことも考える。
移設する場所の提示(墓地の近く、崩れた竹薮の下で陰気な箇所)、 だから「二車線を認知、四車線には反対」】

この時期に、私が初めて尋ねた。従って、互いに知り、信頼関係が芽生えなければ、この件での、中身の話に入れないし、聞いて貰える筈も無かった。
最初の時期には、地権者の言い分、意見、考え方をまとめ、文書化して、出来ることを自分なりに選別した。
既に一年余り経っていた。

【二車線ならOK・・・!否、四車線で無ければ駄目だ・・・!】 

固より、地権者の彼は、”四車線の場合には、崩地に近い所の移設をしなければならない等、安全面、環境面が確保出来ないことから好まず、二車線ならOK・・・!”ということであり、”将来、人口は減少し、交通量も減ることが予想されることから、二車線で良いと言う主張を続けた。
一方、私は、”将来には、言われた通りかも知れないが、現状では、100人中99人までは四車線を必要としている。少なくとも、ここ10年から20年間、貴方以外は四車線を必要とする。”と双方で対立していた。

【文化財の建物を構造的に移設出来るか調査を・・・提案】

この溝が、なかなか埋まらない状況であったが、私は、”二車線でも四車線でも何れにしても、移設が伴うので、調査をして貰ったらどうか・・・。”、”高齢者がお居でることから、生活したまま、移設出来ないか・・・も、併せて調査して貰ったらどうか・・・。”という提案をした。 当局に調査をして貰うことを嫌った彼に、自分で調査をするよう勧めた。

”知り合いに曳き方業者が居ないのか・・・・”。「居ない」ということで、私は”専門業者が県内に二者しか居ないが、どうしますか・・・?”と尋ねると、「もしご存知ならば紹介して下さい・・・!」という遣り取りで紹介をすることとなった。 業者は訪問し、建物の周りを視て回り(床下は入れず)、概ね、”なんとか曳けるだろう・・・!”という答えろ貰ったということを、後程、聞かされた。

【未整備箇所の着工・・・。でも曳き方等、移設関係業者は未契約・・・”】

この状況まで、既に門を叩いてから二年近く経っていた。現在(6月初旬)、未整備箇所のIC(インター)取り付け工事が着工され、二年前後の工期で完成が予想される。
しかし、移設に必要な関係業者の一部を除き、殆どの業者(曳き方も)は、未契約である。(6/7(土)~6/10(火)頃に契約の見込み)
”工期全体に影響を及ぼすのでは・・・。”と心配の声が私の耳に入り、一日も早く、万全の体制で挑めるよう見守りたい。

【四車線合意(10月25日)をしたにも拘らず、直ぐに、何故、公表しなかったのか・・・?】

それは、交渉の窓口は、息子さんでしたが、お父上が以前、道路関係者に対して、「息子が返事をしても印鑑を押さんぞ・・・!」と怒鳴られたことがあったこと。
次に、移設予定地と用水移設(法面)地等の関係地権者の了解を得なければ、真の合意とみなされなかったこと。
それで、公表前に、順序を間違えず、周囲の方々の理解と協力の上、確かめることも加えて、進めて行く必要があったというふうに聞いております。

【地権者の理解と協力によっての合意・・・!だから、私は、これからも見守る。】

何故、歪んだ風潮を立てるのか・・・。不思議であり、哀しいことだ。
地権者との接し方には、多くの関係者が携わり、それぞれ一生懸命頑張って来られたことは、少なくとも私は認めている。立場や環境の違いや、考え方、接し方の違いは然る可し、手段で遣られたことについても、理解している。
人は、それぞれであり、偶々(たまたま)私が、総合的コーディネーターをする機会を得たということで、私には傲りはなし、皆での成果であり、嬉しさ一杯です。

〔ところで、地権者の方々がこの結果(合意)を決して満足されている訳では無く、”私の意を組まれ”、”多くの関係者に対して、我慢の中から理解し、協力してくれた”ものであったということを知って頂きたい。 だから、私は、移転をされ、少しでも元通りの生活に近づけることを見届ける責任と、自分との約束と、今日までの友情が有り、「心」が有るので、いつまでも、この方々と関わり、守り続けたいと思う。〕

2008/6/2 月曜日

6月の言葉

              致 良 知
                        
                                ―王陽明―

 「良知」とは、万人が心のうちに持っている先天的な道徳知であり、良知の働きに従い行動すれば、自ずと道が成立するということ。
現代社会は法律に書いてなければ何をやっても良いという殺伐とした風潮であるが、そんな時代だからこそ自分の良心としっかり向き合う必要があるのではなかろうか。

陽明学・・・王陽明によって起こされた儒教の一派。日本では中江藤樹によって研究され、心を基軸とした行動規範は大塩平八郎や吉田松陰といった尊皇攘夷の志士に支持された。

                                             平成二十年六月一日

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