8.東海・中京地区県外視察
石川県地方議員勉強会H21.4.16(木)~4.18(土)
1).4月16日(木)
(1)富士山静岡空港(小松-静岡便7月23日就航予定) 静岡県
14:30~16:30
2)4月17日(金)
(2)岡崎市内伊賀川災害復旧 8:45~10:00 愛知県
(3)亀山市関町、無電柱化 12:40~14:30 三重県
(4)独立行政法人国立病院機構東名古屋病院 愛知県
15:30~17:00
3)視察参加者
今回の視察メンバーは、地方議員(県市議)の他に、それぞれの地域で行政、経済の分野に於いて、活躍する13名の意欲ある参加者によって、構成された。
地方議員はベテラン、中堅、新人とバラエティで、他の専門委員も震災地域、景観形成、歴史文化、空港振興等、目的地である地域に応じた参加者であり、そのエリアも、輪島、金沢、野々市、白山、能美、小松等の県内全域からのもので、能き出会いと、大きな成果を得ることが出来、素晴らしい、貴重な体験をした。
4)視察報告
この視察を振り返ってみると、共通点は一つ。何れも、目的地に於いては、特段の待遇、異例の歓迎を受けたということでした。
(1)富士山静岡空港「開港準備」
①静岡県静岡空港管理事務所 所長 森田 諭
②富士山静岡空港株式会社
代表取締役社長 吉岡徹郎
③静岡県静岡空港管理事務所 総務課
主幹 武田 豊(福光町出身、金大卒)
朝、8時30分に、県庁裏を出発した中型バスは、予定通り、14時30分頃に富士山静岡空港の在る、牧之原市に着いた。途中まで、管理所の主幹の出迎えを頂き、6月4日に開港予定であり、何かと慌しい空港管理所へ向かった。
会議室で、13名の参加者を前に、所長及び社長より、歓迎の挨拶と、それぞれの開港に向けての挨拶があり、視察団を代表して、私が、「富士山静岡空港の開港に対して、又、7月下旬の小松空港への就航、今後の交流、両地域の発展等を祈願し、更に、歓迎に対して、のお礼の挨拶をした。」

概要説明
引き続いて、社長が自ら先頭に立って、施設の案内をされ、国内線用コーナーは勿論。国際線用コーナーの出国等を含めた箇所を、見ることが出来、帰りの際には、門扉を開扉して、開港前の滑走路場へ、我々のバスを乗り入れして貰い、一周をし、視回ることが出来た。

施設見学
富士山静岡空港は、静岡県牧之原市と島田市の両市に跨り、大井川と東名高速道路と、JR東海道本線のほぼ中央に位置する。而も、JR東海道新幹線が空港の下を通過している。将来は、地下空港駅が実現出来ないか、難題ではあるが、クローズアップをしている。
規模は、約190ha.、滑走路が一本で、長さが2,500m.(暫定2,200m.)、全体事業費、約1,900億円、旅客ターミナルビルの延床面積が、11,400㎡、構造、鉄骨造地3階建の無料駐車場(1日当り)、約2,000台分を所有する。

通路にて社長等と共に集合写真
開港は、平成21年6月4日で、小松便については、7月23日に就航する。
静岡県の空の玄関に相応しく、富士山を眺望でき、安全性と快適性を最優先して、使い勝手の良いコンパクトな整備をしている。
「フジドリームエアラインズ」は、76人乗りで、小松、熊本、鹿児島へのフライトの予定で、就航先と、主な就航要請先は、先の3空港の他に、新千歳、福岡、那覇、更に、引き続き中国、台湾、香港、バンコク等、国際線としての就航を目指している。

視察終了、集合写真
【感想】
知名度は、富士山、お茶、鰻、伊豆半島など、又、清水市と浜松市の2市の政令都市を抱え、近隣で富士山を共有する山梨県等の協調に加え、気候が穏やかで、人柄の良さと、人情豊かさを売り物にすれば、必ず、目標が達せられると確信した。
【アクシデント】
立木の妨げで、滑走路が一部使用出来ないという・・・。聞くところによると、総合企画会社(コンサルタント)が途中、他社に変更したことにより、引継ぎのフロッピーディスクに、立木の土地が入っていたものに違わして、入っていないものを渡したこと等が、原因のようです。
滑走路にて、中央左は問題の檜(ヒノキ)
立木は、檜で、総数53本あり、補償費が、木材分30万円と、伐採分50万円の約80万円とされ、持ち主はお騒がせしたので、補償費についても無理は云わず、伐採も自分でやるということらしいです。
徒、5月17日(日)に”切るということは、マスコミ等に注目され、大きなイベントになるのでは・・・”と想定した。
尚、市民団体が知事を相手に、29億円の損害等の訴訟を起こしているのは、平成21年度予算に計上した、空港諸費等に対してのもののようです。
因みに、”立木の伐採は、知事の辞職を条件にしたもの”とされていますが、四期目である知事の任期が、7月までであり、次期知事選については、不出馬の予定。代わって、元・国会議員が出馬をする予定であることから、三ヶ月位早く辞職したということです。
(2)岡崎市「伊賀川」災害」
①愛知県西三河建設事務所
所長 加藤 文啓(金大卒)
②愛知県西三河建設事務所 河川港湾整備課
課長補佐 田宮 睦雄
先ず、西三河建設事務所へ寄り、所長室に入った。所長は、金大卒で、前県央土木事務所長と同級生ということで、石川県や金沢市のことを、能く知った方で、丁重な歓迎を受けた。

所長を囲んで
早速、「伊賀川の災害現場」の視察に向かい、現地では、事務所の主要な技術スタッフによって、親切、丁寧に案内を受けた。
伊賀川の豪雨災害は、平成20年8月28日(浅野川災害は、丁度一ヶ月早い7月28日)で、24時間降水量302.5mm.、1時間最大降水量146.5mm.と観測史上最大の猛烈な雨により、被害を齎した状況は、死者2名、全半壊7戸、床上下浸水778戸等でした。
伊賀川流域は、岡崎市中部の丘陵地に位置する、田口池を源に発し、支川の描沢川及び、小呂川と合流し、伊賀町、元能見町などの岡崎市街地を貫流し、岡崎公園付近で矢作川水系乙川へ合流する、流域面積、約12.0k㎡、河川延長、約5.2kmの一級河川です。

現場説明
【復旧対策】
床上浸水対策特別緊急事業として、約2.4kmの指定を受け、河川環境などに配慮した、「多自然川づくり」の改修イメージをして、復旧事業を急いでいる。

復旧現場 堤外の民家
主要事業として、堤外家屋移転、撤去や護岸、河道掘削、合流桶管改築など、更に橋梁については、改築1ヶ所、補強4ヶ所など整備予定であります。
この事業により、堤外家屋郡の移転、撤去と掘削による河道断面の拡大により、流下能力の向上と、流域整備(下水道、流域貯留施設)との連携により、浸水被害の解消を目指す。
伊賀川の桜並木は、情緒溢れる名所や、県民の憩いの場として、親しまれているところから、可能な範囲で保全し、河川改修を実施するようです。
(3)亀山市関町「無電柱化」
①三重県亀山市 市長 櫻井 義之
②三重県亀山市 市議会 副議長 松上 孝
③三重県亀山市 市議会事務局 局長 西川 省三
亀山市役所に到着すると、会議室へ案内された。予想もしていなかったことは、市長と副議長(議長は公務不在)の、歓迎を受けたということです。
特に、市長は、市議、県議と18年間務め、合併前の亀山市と関町が、合併して2回目の市長選に出馬し、前関町長と1ヶ月前に戦って、1,000票差で勝っての出迎えでした。
県議時代には、石川県議と中部の県議会の関係で、交流があったようです。

市長の歓迎の挨拶
手厚い市長と、副議長の歓迎の挨拶があり、私も代表して、お礼とお願いのご挨拶をし、議会事務局長の進行で、産業課と教育委員会の説明要員にて、概略の目的に応じた、案内を受けた。亀山市の目的は、「歴史都市」として、又、「無電柱化」の視察をすることであり、予定地関町へ向けて、バスを進めた。
事務局長と教育委員会の史員によって案内され、途中、自慢の誘致企業としての「シャープ」の工場を見ることが出来た。工員4,000人の規模の大工場で、極めて「雇用と財源」に大きな役割を果しているということが、確認出来た。

「無電柱化」関町視察 伝統的建造物、関町
〔歴史都市、風致形成、無電柱化〕
亀山氏の歴史的風致の維持及び、向上に関する基本方針は、①歴史的風致を示す伝統文化、歴史的建造物等の保存と活用。②新たな歴史文化遺産の発掘と調査等による価値付け。③歴史的風致を維持向上するために必要な諸施策、計画及び関連施設の整備。④歴史的風致を維持向上するための担い手の育成。とし、歴史的背景は、都から東国へ抜ける幹線道路「東海道」が通り、東西日本を画する要衝の地であり、「伊勢鈴鹿関」、「越前愛発関」、「美濃不破関」が、「古代三関」と云われ、古来より交通の要衝として発展して来た。

関町、事務局長とともに集合写真
更に、東海道53次の宿駅制により、街道及び、亀山宿、関宿、坂下宿の3宿が整備され、国指定等文化財は、有形文化財の「地蔵院本堂、愛梁堂、鐘桜」などの構造物や、有形文化財の「木造阿弥陀如来立像」や、遺跡の「正法寺山荘跡」や、重伝建地区の「亀山市関宿伝統建造物群保存地区」や、登録有形文化財の「鈴鹿峠自然の家」である。

「無電柱化」の関町 上から視た「無電柱化」
関宿の重要伝統的建造物群保存地区では、伝統的建造物の保存修理、東海道の美装化、無電柱化などを実施している。1.4kmに亘っての無電柱化地域とその施行方法としての軒下工法に目を配り、大いに参考とした。
(4)国立病院「東名古屋病院」
①独立行政法人国立病院機構
東名古屋病院 院長 吉田 純
②独立行政法人国立病院機構
東名古屋病院 事務部長 上野 茂
③独立行政法人国立病院機構
東名古屋病院 看護部長 岩坂 恵子

病院玄関
独立行政法人国立病院機構「東名古屋病院」に着くと、事務部長や企画課長の出迎えを頂き、早速、会議室へ案内された。
院長と看護部長が加わり、事務部長により、概要説明を受けた。次に院長が、病院の理念とする「医の倫理を守り、患者の気持ちを尊重し、より質の高い医療の提供を目指す。」ところの、病院改革を熱っぽく語る姿に翻弄された。

院長と看護部長 事務部長と企画課長
IT方式のインターネットシステム、地域病院を光ファイバー等で繋ぐことなど、名古屋病院から「ヘッドハンティング」により、スカウトされたのか、大きな使命を受けて、積極的、意欲的に取組んでいる院長の姿があった。

事務長の説明を受ける 院長の説明を受ける
名古屋市内の三つの国立病院には、トータルで1,500床あり、中でも名古屋医療センターの800床と600床にし、その分、200床を東名古屋病院で受け、機能の拡張と、病院の特色を、更に、出して行きたいとのことでした。
帰りには、屋上へ行き、敷地全体と、周辺の位置を確認し、院長、事務部長、看護部長、企画課長等の見送りを受け、次の目的地へ進んだ。
(5)一息(ひといき)
①岡崎市内での懇親会 4月16日(木)

和やかに懇親会を 懇親会「乾杯」
②「巨人対中日戦」観戦(ナゴヤドーム) 4月17日(金)

観戦中 グラウンド内で守備する巨人チーム

グラウンド背景 集合写真

当日のチケット