2010/4/13 火曜日

参議院の採決の代押 

一、参議院の採決の代押

 参議院とは、国会の一方の最高議決機関で、衆議院に対して補正、抑制の機能を持ち、良識派としての位置付けが然れている。

 その機関でもあり、而も、議場での採決で、代押し(賛否のスイッチ)をした事案が起きた。

 そこで、当然、代押しをした張本人が辞職する羽目に陥った。
 しかし、この事を主に、大きくクローズアップが然れたが、私は可笑しいと思った。勿論、代押しをした方の責めは、当たり前と云えるが、”10回も、隣の方が席を空けていた”こと”の方も問題である。

議員は、「国民を代表として、国民の意思を代弁する」ことにあり、賛否を問うところの採決を放棄することは、正に、責任を果たさない、極めて、非常識な行為であると思われる。

 従って、今一度、採決の際、席を空けていた方には、重大な過失があると指摘をしたい。

二、老人たちの反乱

 「たちあがれ日本」という名称の、自民党議員を主とした5人の侍(老人たち)が新党を立ち上げ、結成をした。

正に、平均年齢、約70歳という、老人たちの反乱で、その行為に対して、世間では、冷ややかな捉え方をしている。

 現状の執行部では、”中枢から外れた者”、”次のチャンスの無い者”、”賞味期限の切れた者”と云ったように、勝手に様々な愚見を呈している。

しかし、現政権の遣り方では、”日本が滅びて終う”、或は”とても見るに見兼ねて、このまま見過ごすことが出来ない”との思いと、正義感から奮い立ったものと思える。

 何故なら、40代~50代では、リスクが大きく、この年代であるからこそ、ワンチャンスに賭けることが出来たものと云える。
「国家国民のため」より、自分の為、選挙事情を重視し、マスコミを通じて好き勝手を云うものよりも、遥かに、「立派な行為」と云える。

 そこで忠告したい。
「たちあがれ日本」と云う新党は、自民党をこの時機に離党してい乍ら、「反民主で結集し、自民党と共に、民主党を挟み撃ちをして、参議院選での民主党の過半数割れを目差す・・・。」という姿勢(方針)では、自民党も世間も認めない。

 所詮、自民党の外に、自民党を作ることに過ぎず、真義も通らないことから、世評の支持は得られない。

 正に、離党することは、決別であり、「敵」に為ることである。
目標とする「政界再編成」は、中間層と民主党内での分裂を狙って働き掛け、「たちあがれ」るチャンスを捉えることにある。

 今後の推移に、期待をしたい。

三、鳩山政権に戦略(またはポリシー)があるのか・・・?

 今、国民はガッカリしている。結局は”野党時代の三不足(経験、資料、情報)からの理想に過ぎず、徒、迷走している現状にあると・・・。何回も云うが、国民は「マニフェスト」で民主党を選んだのではなく、「政権交代を求め、その受け皿が民主党であった」と云うことをです。

 経済情勢や、財政状況が大きく変化し、環境が変わったことで、方針転換を早くすべきであった。
特に、普天間基地問題では、誰しもが「ウルトラC」の代案(腹案)を持っていると確信をしていた・・・が、どうも、そうでは無いようであり、「真義を疑う」ことになった。

四、景気対策と補正予算

 史上最大(最高額)の国債を持って組まれた平成22年度予算・・・。
何を血迷ったのか、「子ども手当」を、即、実行に移した。制度は肯定しても、現状を鑑み現況での実施には、賛成出来ない。

景気対策を最優先することであり、財源、雇用の創出からも重要視しなければならない。

 さて、「コンクリートから人へ」の合言葉、最近は何を勘違いしたのか、「公共事業から子ども手当へ」と為っている。前内閣では、景気対策で16%の補正を・・・。今年度は、20%削減した公共事業で、夏以降には真面に、逆風と成り、トータル36%減が響き、”倒産が相次ぐ”こととなって、”景気も更に悪化する”ことが予想される。

 この現状を察し、参議院選挙前に、補正予算を打ち出すことが出来るか・・・民主党にとっては、正念場と云える。

五、「目的税」の新税導入・・・。

 財源不足、税収の不足は、目に余るものとして最良の対策が求められる。

先ず、順序としては、「無駄を省き」、「国家公務員や国会議員の定足数の削減」を然ることであり、更に”財源が不足”していることに的を充てる。

 そこで、「目的税」として、消費税の増税から逃れることが出来ないことから、”年金や介護保険等、福祉関係、又は教育や子ども手当関係”に充てる「目的税」として、10%位アップすることである。

六、鳩山総理の決断・・・。

 私の任期中、増税はしない(消費税)・・・。と、公言していた鳩山総理は、消費税をアップすることで責任を取らなければならない。

 引き続いて、民主党政権を維持するためには、前政権と同じことでは許されず、総辞職をしても、更に総理とともに、議員も辞することを決断することが、肝要と思われる。

2010/4/1 木曜日

2010年4月の言葉

 真にして静(しんにしてせい
                -論語・雍也篇二章-
どんなときも寡黙で静かな人こそ、誠実さがあふれ、奥ゆかしさを示す本来の姿である。

複雑な社会生活の中で、理論的なものの言い方で議論することは必要なことではあるが、しかし、意気盛んに大きなことを言う人ほど、いざという時に何もできない。

うわべだけの威勢が、自分の軽薄さをさらけださないよう注意すべきである。

   ・論語・・・ 十巻二十扁からなり、孔子や孔子の弟子の言説を記したもの。

                           平成二十ニ年四月一日

(C) Copy right 2008 田中ひろと事務所 All right reserved.