2010/12/21 火曜日

4.芸術院会員(人間国宝のワンランク上)をサポートして

 もう、4年位前になるだろうか・・・。
能美の友人からは“親戚の件で相談がある”とアポがあり、直ぐに、事務所を尋ねて来られた。
内容は、“家内の身内の陶芸家を芸術院会員にするための支援をお願いしたい”と云うものでした。
勿論、「実績、功績、資質も備わり、充分、推して文句の無い」お方でした。

 しかし、この世界は、特別な方法で選ばれるという、基準やそれぞれのクリアしなければならない段階もあり、なかなか理解出来ず、時間を要した。
只、格式は高く、「人間国宝よりもワンランク上」と云うことで、選考の方法や基準の違いがあっても、分野毎の数や、空席が無ければ就任出来ないという特殊な世界である事が、日増しに理解出来てきた。

 早速、各界で活躍し、交誼を頂く方々に呼びかけ、“趣旨の理解と協力”を求めた。20数名の方がポケットマネーをもってサポートをする後援会を発足した。
 この組織は、代表制の2名で、金融機関の代表者を監事に据え、強力な後援体制となった。
その年と次の年にも挑戦しましたが、全国の選考者の過半数を獲得するに至らず、無念の結果となった。3年目に後援会総会を開催し、“3回目を最後の挑戦と思って、全力で頑張ってほしい”と全員で熱い気持ちを込めて励ました。

 そして、平成21年12月から平成22年1月にかけて、先生(陶芸家)は全国を股に掛けて精力的に運動を展開された。平成22年2月に、努力の結果、3回目にして、芸術賞を受賞する運びに至った。私たち会員一同は、高いハードルの第一段階をクリアしたことの喜びを、先生と美酒を味わった。

 平成22年11月26日(金)、友人からの1本の電話は「芸術会員」に内定したという知らせでした。同月の29日に、正式に決定、30日に報道機関から発表と云うもので、予想より早い吉報に対して、嬉しさを隠し切れませんでした。

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