2009/5/1 金曜日

~スタンダード~1.「三本の矢」と北陸の知事の本音

1.「三本の矢」と北陸の知事の本音

 ”北陸三県繊維産業クラスター(集積)”を立ち上げ、繊維産地復興へ、石川、富山、福井の官民がスクラムを組むこととなった。

固より、北陸経済の牽引後の一つであり、基幹産業として、明治、大正、昭和と全国のウェートを占めて来たものの、今や産地の地盤沈下は、深刻で脆弱となっている。

 そこで、今回のクラスター事業の発案で、経済省は、北陸の挑戦に注目している。三県知事は、「三県連携によって、世界に通用する商品が出来る」と、自信をのぞかせ、中でも石川県知事は、毛利元就の逸話を引き合い、三県が力を合わせることで、「三本の矢」以上の大きな効果が出ることを力説した。

 石川県知事は、現在の段階での道州制の推進については懸念しているものの、もし、導入された場合のエリアについての質問に対しては、様々な観点から、北陸三県がベターであると答えている。勿論、真ん中の金沢市が中心となるからである。

 一方、富山県知事は、新幹線の促進については、強調しているが、道州制については、新潟県(場合によっては一部)を入れたエリアが、適当で、富山市が中心となると、言い切り、更に、福井県知事は新幹線の南下(京都、大阪方面)に協力を求め、小松空港の促進に尽力をするものの、経済国の交流実績を重んじ、道州制については、近畿のエリアに目を向けているのが、現状である。

 正に、北陸は「ケースバイケース」で、目的によっては、バラバラである。しかし、世界的な経済危機に見舞われた今、隣県同士が共通課題を見つけて、手を携え、知恵を出し合うことは、極めて合理的であり、希望を持ちたい。

(C) Copy right 2008 田中ひろと事務所 All right reserved.